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美味しかった台北*その3 中正紀念公園、台北喜来登(シェラトン)ホテル

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満腹になりすぎた腹ごなし?
はたまた、次のお食事を楽しむための準備運動??

小龍包ブランチを楽しんだ後は、中正紀念公園へお散歩です。


台北駅の程近く、緑溢れる公園。
広大な園内には、中正紀念堂、国家音楽庁、国家戯劇院などが、威風堂々と建ち並んでいます。


我が家がここを訪れたのは、週末の午前。
園内をぐるり囲む回廊に、地元の人々が集まって。中国オペラ?の練習に余念が無く・・・。^^



美味しかった台北*その3 中正紀念公園、台北喜来登(シェラトン)ホテル_f0103360_1050941.jpg美味しかった台北*その3 中正紀念公園、台北喜来登(シェラトン)ホテル_f0103360_10501638.jpg美味しかった台北*その3 中正紀念公園、台北喜来登(シェラトン)ホテル_f0103360_10505033.jpg


おじいちゃんの自作とおぼしき二胡。つややかな音を奏で。
のびやかな歌声とともに、無限に広がる回廊に響きます。

歌声の余韻を楽しみながら歩を進めると、お次のグループの演奏に出会い・・・。
ふと足元に目をやれば、カリカリを齧るにゃんこが数匹。
藝術よりも、猫おばさんからもらったごちそうに夢中な様子。(笑)



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そしてここが、公園の中央に聳える、中正紀念堂。
台湾初代総統である蒋介石の死に際し、彼を偲んで建立された建物です。



ここへ上がる階段は、蒋介石の数え年と同じ90段。
大理石の白と、屋根を覆う瓦の青は、台湾の国章である「晴天白日」を表現しているそうです。
八角形の屋根は、「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」の八徳を象徴。
そして、重なり合った二重屋根は、「人」という字が天に昇って見えるように設計。
つまり、「天人合一」という、中国古来の哲学思想を表現しているのだそうです。


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堂内に鎮座する、蒋介石の坐像。
国章を戴き、背後に大きく、彼の政治理念であったという「倫理」、「民主」、「科学」の文字が刻まれています。



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中華系の建造物では、一般的に、入り口や間取り、その他すべてにおいて「風水」を重視した設計がされることが多いものですが。
中正紀念堂では、前記のように、中国的なイデオロギーの表現が盛んになされる一方、風水についてはあまり拘りがないようで。
建物の入り口も、蒋介石の生まれ故郷である中国・浙江省、西北西を向いて取られているそうです。

激動の時代を走りぬけ、扇動し、台湾の地で生涯を終えた蒋介石。
そんな彼の墓碑ともいえる建物は、常に遠く、故郷の方角を見つめ続け・・・。
(行いに対する歴史的評価の良し悪しはさておき)、疾風怒濤の道の果てに彼の胸を支配した、渇望するような、望郷の念を感じさせられます。

蒋介石はまた、自分が死んだならば、故郷に眠る母の側に埋葬してほしいとも遺言したのだそう。
残念ながら(当然ながら?)その願いは、政治的な理由から、未だ叶えられていないそうですが・・・。
いつの日か、叶えられる日は来るでしょうか・・・?



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「自由」・・・、か。


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現代の台湾、そして、中国の姿を蒋介石が見たならば。
彼は一体、どんな風に感じるでしょうね。








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そして。
今回宿泊したホテルはこちら、
台北喜来登(シェラトン)ホテル です。



今回、シェラトンを選んだ理由は簡単。
前回の滞在ではハイアットを利用したので、今回は違うホテルを・・・、と。
少し調べてみると、台北駅や地下鉄の駅からも近く、しかも、'05には大規模なリノベーションを終えたばかり・・・というではありませんか。
これは期待できそうかな・・・?っと思いつつの宿泊でした。




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宿泊したプレミア・ルームの客室。
シックな色調に雲柄や幾何学模様が配された、モダン・チャイナ趣味です。



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室内は、広すぎず、狭すぎず、掃除も行き届いておりgood。
ダブルシンクで無いのは残念でしたが、アメニティも過不足なく。
全体的に落ち着いた雰囲気でありながら、窓からの風景は遮るものがなく、開放感もアリ。^^
歩き疲れて戻る旅行者には、十二分な設えです。



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ところ、が・・・。

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そんなゲストルームに対し、やや(?)残念だったのが、パブリックエリアの混雑具合。

ロビーフロアにあるメインレストランでは、朝な夕な、そして午後のケーキにと、ブッフェスタイルのサービスが大人気だそうで。
宿泊客以外にも、実に多くのゲストが訪れている模様。
結果、ロビー周辺からレストラン入り口、そしてエレベーターホールにかけて、いつ通っても大賑わい!


一方、(我が家にとって)肝心なバーはというと。
そんな賑わいをみせるメインレストランに隣接、しかも、バーカウンターはおろか、(レストランとの間に)きちんとした仕切りがあるわけでもなく。
1日の締めくくりを楽しむには、少々、いや、かなり、落ち着かなさスギ・・・。
で、少しばかり残念・・・、というわけで。



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そもそも、台北では、タクシーが安全&安価ととても利用しやすかったこともあり。
「便利そう」な立地にこだわることも無さそうなので、次回もまた、別のホテルを試してみようかな!
っと思った我が家でした。
by nazli | 2010-02-02 16:08 | '10台北の旅
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