草津温泉

帰国時の大きな楽しみのひとつ、温泉へ行ってきました。

今回の目的地は、草津温泉。
言わずと知れた温泉界の大横綱、日本三名泉にも数えられる 由緒正しい温泉地です。
豊富な湯量、泉質の良さは大昔からのお墨付き。
源頼朝や武田信玄、徳川吉宗など、歴史上の大人物からも重用されていたと伝えられているのです。



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右: 草津温泉のシンボル、その名も「湯畑」。
滝のように流れるお湯の勢いも勇ましく。
温泉街の中心で もうもうと湯煙を上げながら、横綱の風格を現しているようです。


草津のお湯は、強い殺菌力を誇る酸性のお湯。
この中で繁殖できる雑菌は滅多に無く、殆どが消滅してしまうのだとか。ちょっとした怪我くらい、きれいに消毒してしまうという所以です。
江戸時代には庶民にもひろく親しまれるようになり、訪れる湯治客で連日大賑わい。
かの吉宗公も、わざわざ江戸へ湯を運ばせ、ゆっくり入浴を楽しまれたそうです。


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左: 湯畑の片すみに残る、将軍御汲上げの湯枠。
こんこんと湧き出る湯の強さに耐えながら、草津の町を見守ってきたのでしょうか。
今ではまるで、石のようになってしまった木の枠でした。



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右: 「湯の花」採取中。
温泉成分が凝縮して出来る天然の入浴剤、「湯の花」。
湯畑では、2ヶ月に一度、流れる湯を止めて手作業で湯の花をかき集めるそうです。
しっかりマスクをして、分厚い手袋をつけて、・・・。
重装備で作業をする業者の方、温泉成分の強さを感じさせられる一こまです。



そんな魅力的なお湯の草津で、今回お世話になったお宿はこちら。
草津ホテルです。

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温泉街の中心から西の河原をつなぐ小路に佇む、緑に包まれた草津ホテル。
純和風の外観ながら、「ホテル」という呼び名がしっくりくる。
大正の粋を感じさせる雰囲気です。


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左: カフェ。
板張りが気持ちよいテラス。奥には足湯のコーナーも。
窓辺に設えられているのは、野鳥の餌台。
時おり鳥たちがやって来ては、可愛らしい様子で餌をついばんで行く様子が眺められます。


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右: 今回宿泊した新館の部屋。
分厚いガラスのシェードや、どっしりした年代ものの長持など。とてもレトロな雰囲気。
この時季、緑溢れる爽やかな窓外と、絶妙なコントラストを醸し出しているのでした。
下: 客室の襖に書かれた、片岡鶴太郎氏の書。

こちらのホテルの社長夫妻、片岡氏と非常に懇意にしているそうで。
ホテル隣には、「片岡鶴太郎美術館」、ロビーや廊下、客室にも、氏の作品が多く飾られているのでした。
で・も・・・、

正直言って、あまり興味の無い私にとっては、少し賑やか過ぎる風にも感じられたりして・・・。(苦笑)

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日本一の湯量を誇る草津。ここではなんと、ドラム缶にすると約25万本分もの温泉が毎分湧き出しているそうです。
それゆえ、旅館やホテル、温泉施設など、すべて「源泉掛け流し」なのだとか。
水増し、沸かし直しなど一切無い、純粋な温泉を心行くまで楽しめる。
なんと贅沢な環境でしょう・・・。

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右: 大浴場。
こちらのホテルは、西の河原系の透明なお湯です。
硫黄臭さのパンチには欠けますが(苦笑)、じっくり・ゆっくり浸かって、日ごろの疲れを癒してくれます。
あぁ、やっぱり、草津のお湯は最高だわ・・・。


そしてお部屋で食事に舌鼓・・・。
の、ところが。
天ぷらや煮物といった、温かいもの以外は一気に運ばれてきてしまい、思わず目がテン。^^;)
それぞれきちんと作られている様子は感じられるものの・・・。お食事はやっぱり、一品ずつゆっくり運んできてもらいたいところ。
このあたりのサービスは、お値段なりといったところ?まぁ仕方ないのかな・・・。
☆その他の面では、どのスタッフもとても親切、気持ち良く滞在させていただきました。


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f0103360_17273691.jpg草津よいトコ一度はおいで♪
なんて言われるまでもなく、何度も何度も訪れたくなる。
このところ、「ふらり立ち寄り湯」で草津のお湯を楽しむことが多かった我が家でしたが、久しぶりのお泊りで、ゆったり・のんびり。

良いお湯に浸かって、心身ともに癒される。

湯治場としての本来の愉しみを与えてくれる、
そんな草津の魅力を、再確認した旅でした。
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by nazli | 2006-06-29 17:27 | その他日本の旅
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