夏トルコ * シレ
盛夏のイスタンブールです。

青い空、青い海、さらりと乾燥した空気。
果物屋さんの店先にならぶフルーツは、どれもこれもジューシィで、とっても甘くて!
こんな素敵な季節が他にあるかしら?なんて思ってしまうほど。

身を焦がすほどに暑く、それでいて とっても爽やかな。
そんな夏の日を楽しむべく、車を駆ってひとっとび。海辺の町へと向かいました。




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今回の目的地は、イスタンブールの北東へ2時間ほど。黒海沿いの町、シレ(Sile)です。


シレの町は、海水浴場の賑わいを見せる茶砂のビーチと、遺跡が残る静かな岩山。
緑溢れるメインストリートの、長閑な明るさ。ゆったりと流れてゆく空気。
観光地特有のギラギラした雰囲気など、微塵も感じられない町なのです。

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そんなシレを訪れる観光客に人気なのが、この、「シレベジ」。柔らかな肌触りのコットンに刺繍を施した、シレ特産の木綿布です。
その歴史は古く、300年近くも前から作られているのだとか。当時は各家庭で手織りして刺繍を施し、婚約式の衣装などに用いていたそうです。
今では主に工場生産されているそうですが、素朴な風合いは昔のまま。
リゾートウェアや、テーブルやベッドを覆うクロスなど。トルコ国内のみならず、欧米向にも輸出されるほど人気があるのだそうです。

こんな可愛らしいワンピース、姪っ子ちゃんにも着せてみたいわ~。(笑)

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f0103360_2272263.jpgふと見上げると、たわわに実る青い葡萄!
日除けの葡萄棚一杯に、鈴なりの実が重く蔦をしならせているではありませんか。

手が届きそうで、届かなそうで、・・・。

「この葡萄は酸っぱいかな・・・?」

なんて。
思わず、イソップの 「きつねと葡萄」 のお話を思い出したりして。(笑)

じりじりとした日差しの町も、そろそろお昼時。
眺めの良いレストランを探して、冷たいビールでもいただきましょうか。







大きな無花果の木を見下ろすテラスに腰を落ち着けたら・・・。
何をおいても、まずはビール。(笑) あとはチョバン・サラタス(羊飼いのサラダ)にミディエ・タヴァ(ムール貝のフライ)、などなど。

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新鮮なガーリックヨーグルトをたっぷりつけて、と。

揚げたてあつあつを頬張りつつ、冷たいビールをぐいっと一口。

時おりふっと、青い香りが過ぎっていく。

こんな身近にある、なんて幸せなひととき。(^^)



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そうして、すっかり満腹になった二人の食いしん坊。
腹ごなし(酔い覚まし?)を兼ねて、メインロードをぶらぶら歩き。
町で一番高い場所へ辿り着きました。

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見晴台から眺めるメインビーチは、びっくりするほどの大盛況!
カラフルなパラソルが一杯、長いビーチを埋め尽くしているではありませんか。
まさに夏の風物詩?この光景は、トルコも日本も一緒ですね。^-^;)


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そんな賑やかなビーチから、ふと横に目を移すと。
小さな小さな入り江に潜む、秘密のように小さな砂浜・・・。

美しすぎるエメラルドグリーンに、思わずほぅっと溜息。
水底に映る影さえも、はっきり見て取れそうなほどに透明な・・・。


刺すような冷たさが身上の黒海は、その冷たさの分だけ、きりりとした清漣を纏っていくのでしょうか。
この海の向こう側。遥かに広がるウクライナ、ロシアの大地に、思いを馳せるひととき・・・。

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都会の喧騒から離れること、暫し。
照り付ける太陽に惜しげもなく肌をさらし、心身ともに開放されて。
穏やかな空気に、いつの間にか満たされる・・・。

見慣れた毎日とはチョット違う、素朴なトルコの休日でした。




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☆ おまけ ☆
今回のお土産、シレベジのチュニック。
私が選んだのは、リネンのようなシャッキリした風合いのコットン。
アースカラーのグラデーション、銀のステッチがツボでした♪
ん~、このシャツを活躍させるためにも?!海辺訪問しなくちゃかな!(^0^)/
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by nazli | 2006-08-17 00:00 | トルコの日常
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